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最初のステンレス鍋は、直径より「何をどれだけ作るか」で選ぶ
毎日の汁物と、まとめて作るカレーでは、使いやすい鍋が違います。サイズ、構造、熱源を順番に確認して、台所に合う一鍋を絞り込みましょう。

よく作る料理を、三つだけ書く
最初に決めるのはブランドより用途です。「朝の汁物」「二日分の煮込み」「麺をゆでる」など、出番が多そうな料理を三つ書きます。今の鍋で足りないのが容量なのか、底の広さなのか、持ちやすさなのかも添えてください。
人数表示は参考になりますが、一人分の量や具材によって必要な大きさは変わります。今使っている鍋の寸法と、普段入れる量が分かると、比較の基準を自分で持てます。
「20cm」でも容量は同じではない
商品名の直径だけでは深さが分かりません。公式仕様では、ジオの両手鍋20cmは容量2.7L、ビタクラフトのコロラド20cmは3.1Lです。同じ直径でも、入る量には違いがあります。
容量表示が満水容量か、調理に使える量かも確認します。鍋いっぱいまで入れて調理できると解釈せず、製品やレシピで指定された上限を守ってください。持ち手を含む横幅と、ふたをした高さは、収納場所やシンクに収まるかの判断に使えます。
全面多層と底面多層、見るのは層の位置
全面多層は底から側面まで、底面多層は主に底部分に、異なる金属を組み合わせる構造です。コロラドは全面5層、ジオは全面7層。フィスラーのサーミックベースは、アルミニウムをステンレスで包む底厚三層構造です。
数字の大きさを、そのまま性能順位にはできません。厚みや重量、形も違うためです。煮込み中心か、炒めてから煮る使い方もしたいかを決め、各製品が案内している調理法と照らし合わせましょう。
IHでは、鍋とコンロの両方を確認する
IH対応表示に加えて、自宅の機器が指定する底径、底の形、使用できる鍋の条件を確認します。パナソニックの案内にも、材質・底の形・大きさによる制約があります。条件は機種で異なるため、他のコンロの数値をそのまま使わないでください。
商品名の直径は、IHに接する底径とは限りません。購入前に「底径」の欄を探すだけでも、確認漏れを減らせます。
最後に、持つ・洗う・しまうを想像する
重量は空の鍋だけでなく、料理を入れて運ぶ場面で考えます。店頭で試せるなら、ふたも含めて持ち上げ、持ち手に指を掛けやすいか確認しましょう。
食洗機やオーブンへの対応、保証の対象、交換部品も製品ごとに違います。価格はその時点の販売店で確認し、必要のない機能まで買わないこと。候補が絞れたら、公式仕様を並べた鍋の比較で違いを確かめてください。
次は、気になる鍋の仕様を見てみる。
容量・構造を比較する